現実逃避したいならゲームより小説
現実逃避したいならゲームより小説を。
やあ、しょらーだ。
私はついさっき、スマホに入っているゲームを全てアンインストールした。ストレス発散のためにと思って入れたゲームだったが、そこまでストレス発散の効果はなかった。
そして思いのほか時間が取られていたことに気がついた。そこまでストレス発散の効果がないものを、目や首にダメージを受けてまで、やる必要はない。
現実逃避をしたいという理由でゲームをやる人もいると思うが、私の体感では、ゲームよりも小説のほうが、より深く現実逃避できた。
ようは入り込めるのだ。ゲームはどうしても体が疲れたり、「実態がないもの」なので、どうしても満たされない感じが残る。なにか足りない、という感じがずっと残るのだ。
そして時間をかけた割には得るものが少ない。ゼロと言ってもいいだろう。実際にプロゲーマーやゲーム実況で金を稼いだ人は別だが、それ以外の人は、何も残らないのだ。
なにかに没頭したいとき、現実の世界でやっていられないときは、小説を読もう。
長編のものなんか時間がいくらあっても読み終わることはないだろう。
それは言い過ぎか……。
私は自分が実際に体験して、良いと思ったものだけを紹介している。世の中には質の低い広告やレビューが溢れているが、そういったものは大嫌いだ。
今回、1つだけ小説を紹介する。
私はまだ一巻しか読んでいないので、内容については語れないが本の世界に入り込めることは確かだ。
その時代に入り込める感じ、その世界に行ける感じが、すごく良い。「その場所の雰囲気」を感じることができるのだ。
本としては難しい漢字も多く、読みづらい本だと思うが、そこも司馬遼太郎の味というか、良いところだと私は思う。
わからない部分があっても良いのだ。描かれた時代は、はるか昔。日本に黒船がやってきた時代だ。
同じ日本でも、全てが違っていた。
同じ日本の男でも……。
いまは些細なことをいちいち騒ぐ時代であるが、当時の竜馬は違った。
「切られたら死ぬだけさ」
そう思っていた。人は必ず100%死ぬ。全員が必ず死ぬのだ。本人が認めなくても死ぬ。私も間違いなく死ぬ。私の友達も家族もみんな死ぬ。
実に愉快である。
嫌いな人間も全員死ぬのだ。
そう思って見てみると、目の前の醜い人間も、少しはマシに見えてくるかもしれない。
これは【今だけのお付き合い】なのだ。
今回は以上になります。