ぼーっとできない症候群。
私はぼーっとできない症候群だ。
最近それに気がついた。周りにはぼーっとしている連中ばかりなのに、なぜか私はぼーっとできない。
というか、ぼーっとできる環境がないのだ。場所がない。田舎に住んでいたころは遠くの山を見ながら、4時間くらいぼーーっとしていたこともある。
しかし都会では、4分、いや1分ですらそれができない。外に出て1分ぼーっとしてみよう。まず車に轢かれるだろう。
暴走族より凶暴な暴走する老人が、ありとあらゆる所で楽しそうにアクセルを踏んでいる。
一時停止を絶対にしない奥様たちもすごく楽しそうだ。アクセル全開!元気いっぱい!だ。
暴走するのはかまわないが、せめて暴走族を見習って、マフラーを改造し、自分は危険だというメッセージを伝えてほしいものである。
プリウスなんかは絶対にダメだ。まるでヒットマンのように忍び寄ってくる。いかん。ちゃんとマフラー改造しなさい。
爆音で走っていてくれないと、避けようがない。きっと運転手は耳が遠いんだから爆音でラジオでもかけていてくれ。それがマナーというものだ。
おっと、話がそれてしまった。
車に轢かれないとしても、例えば公園などの場所にいたとしても、ぼーっとはできない。
周りをトラックやバイク、アクセルべた踏みの安っぽい車などが、暴走しているからだ。
そもそも公園には、子どもや、子連れの親、ベンチで寝る怪しいオッサン、群がってくる鳩などがいて、落ち着くことができない。
夏の時期には、街に木が少ないので公園の木に過剰に集まってきたセミが、異常な音量で合唱している。
とても、ぼーっとはできない。
あちこちで行われる工事や、オバハンの立ち話、ハイヒールで自己顕示したい女、爆音でテレビを見る老人、お昼の鐘、夕方のメロディ、防災という名の迷い人の服装を伝える無線。
選挙の車からはスピーカーで騒音を撒き散らし、廃品回収ではむさ苦しいオヤジが乗っているにもかかわらず、スピーカーの声だけは若い女の声だ。もちろん若い女の声だからといって、騒音が癒やしに変わることは絶対にない。
定期的に徘徊する【竹や竿だけ】は20年前のお値段ですと壊れたCDのように繰り返す。そこに豆腐屋のトラック、果物屋のトラック、冬は灯油のトラックが爆音で通りかかる。
あれなんだろうか、とりあえず爆音で徘徊すれば客が寄ってくるのだろうか。
老人だらけの国なので老人が1番気持ちよく聞こえる音量にセットされているのだろうか。
私は本を読んだり、勉強したり、ブログを書いたりする時間が多いので、この【騒音の国JAPAN】からは一刻も早く脱出したい。少なくとも田舎に住みたいと思っている。
あげればキリがないが、交差点で流れるメロディや、興味のない宣伝、駅やエスカレーターで流れる【注意してください】の無限ループ。
もはや頭上にミサイルが飛んできても気が付かないのではないか?と本気でそう思えてくる。
この異常な環境。そして日本の異常な住宅。
都市部での異常な暑さ。
植物を完膚なきまでに排除し、コンクリートと化学物質で埋め尽くした世界。最近は服や靴までもゴムみたいな素材のものが多い。
私はこのブログを通して、今住んでいる場所、この腐りきったエリアから抜け出したい。
sho777888.hatenablog.com
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その日まで、私はぼーっとすることができないのだろうか……。
今回は以上になります。