【映画】"天気の子"の正しい見方。
これは、サイコパスムービーである。
以前【君の名は】を見て面白かったので、少し期待をして見てしまったのだが、間違いであった。
見始めてすぐに期待はなくなり、しばらくは無の境地で見ていた。
そして、だんだんと主人公に対してツッコミを入れるようになった。
その後、笑いがこみ上げてきたのだ。
この主人公はあきらかに、おかしい。いくら10代でもヤバすぎる。
自分のことしか考えていない。世界は自分のためだけにあると思っているようだ。
そう、サイコパスである。
「ボクはこうしたいんだよ!!!!」
「邪魔しないでくれよ!!!!」
うん。サイコパスだ。
私がお伝えしたいのは、この映画を、新手のホラー映画、サイコパスムービーとして見ると、楽しめるかもしれない、ということだ。
決して、純粋な物語を期待してはいけない。そういう映画じゃないんだ。
スナック菓子を食い散らかしながら、缶ビールをそのまま飲み、あごの下までビールを垂らしまくる。そんな状態で、
「よし、ゾンビ映画でも見るか。」
「いや、待てよ。新手のホラー映画があるじゃないか。」
「たしか、天気の子とか言ってたな。」
こういった気持ちで見ることが大切だ。
ムシャクシャした夜にサイコパスを見ながら高笑いするのも良いだろう。
そういった、映画だ。私はそう思う。
そして、見ている間も、見終わった後も、私の頭の中ではずっと、
前前前世が流れていた。君の前前前!君の前前前!君の前前前!君の前前前!君の君の君の君の君の、前前前世からもっと〜!!
いけない。これを純粋な少年が見たら、きっとサイコパスになってしまう。私は若者たちが少し、心配になった。