超アウトプット日記

ひたすら脳内をアウトプットしていくブログ

この不完全な世界に完全など無い。

この不完全な世界に完全など無い。


ここは不完全な世界。過去も未来も現在も。この先ずっと、不完全だ。君も私も、全ての人間は不完全だ。世の終わりが来るまでは……。


理由はわからないが、ついつい完全を求めてしまうことはないだろうか?相手に対して、自分に対して、もしくは国や社会に対してだ。


完全を求めるのは勝手だが、それが叶うことはまず無いだろう。なぜなら全ての人間が不完全であり、その不完全な人間から完全なものなど発生しないからだ。もっと言えば、あなたが完全だと感じたものは、実は全て不完全であったのだ。ただその瞬間だけ、あなたが勝手に、完全だ、と感じただけにすぎない。


アーティストや俳優、モデルやアイドルなどが人気な理由も、たった一瞬だけ、完全だと錯覚することができるからだ。いわば人間を使ったドラッグみたいなもので、効果は長続きしないことがほとんどだ。アニメや小説、映画も所詮そんなものだろう。完全なものは存在しない。


生まれたての赤ちゃんも不完全だし、なんでも自分でできる大人も不完全だ。肌がツルツルの子どもだって虫歯はあるし、成功者と呼ばれる金持ちも自分の体を完全にすることはできない。不完全な人間しかいないから、今のような不完全な世界になっているわけであって、


それは100年後も変わらないし100年前も変わらない。つまり人間の歴史と未来とは不完全なものということが確定しているわけだ。人間はいまだに80年前のテクノロジーすら使いこなせていないわけであって、人を殺すことはできても、人を活かすことはまだできていない。


我々は今も昔もこの先も、不完全な世界で不完全な肉体に包まれて生きていく。決して完全になることは無いし完全に満たされることはない。だからこの世界に対して完全を求めることは間違っている。求めるだけ無駄なのだ。

しかし、私は嬉しくてたまらない。


それはなぜか。それは、完全な世界が存在することを知っており、完全な世界へと通じる道を知っているからだ。そこへ行く道を、私は知っている。そしてそこでは全てが完全に満たされることも知っている。一瞬や一日ではなく、永遠に完全な世界。不安や憂いは全て消え、息を吸うだけで完全な幸せに包まれる。


その道を知る者は少ない。いや、知っていても、その道を進まなければ、たどり着けないのかもしれない。何事にも表と裏があるように、敗者こそが、実は勝者なのだ。この世界で完膚なきまでに敗北した者だけが、その道を見つけ出すのかもしれない。「完膚なきまでに敗北した者よ、その道は、あなたを呼んでいる。」






今回は以上になります。